令和元年度 千葉市立青葉病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について（厚生労働省）
■病院指標とは
　DPCデータを用いて、厚生労働省が定めた集計条件等に基づき作成する指標です。
　情報公開により当院の特徴や急性期医療の現状を理解していただくことを目的としています。
　※全国統一の定義と形式に基づく作成であるため、病院の実態を表す診療実績とは異なります。
■集計対象条件等
　・平成31年4月1日から令和2年3月31日までの退院で、一般病棟に1回以上入院した患者
　・医療保険のみ（公費、生活保護を含む）を使用し、自動車賠償責任保険や労災保険、
　　自費等は対象外
　・入院後２４時間以内に死亡、臓器移植は対象外
　・他病棟間の転棟、転入、一般病棟間の転科も１患者として集計
　・年齢は入院日時点の年齢を基準として集計

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  3. 初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）
  7. その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0～ 10～ 20～ 30～ 40～ 50～ 60～ 70～ 80～ 90～
患者数 119 147 241 298 625 800 1083 1994 1306 266
当院において退院患者数の約67％が60歳以上で占めています。
これは、高齢者の疾病が重症化しやすいことを示唆しています。
また、急性期病院を担う市立病院として救急搬送数が年間4,000件を超えており、特に夜間帯の受け入れは千葉市内最多となっています。
今後も救急医療や、地域医療支援病院として地域との連携を図り、「わかりやすく納得のいく医療を心のこもった笑顔で」
の基本理念のもと、より良い医療を提供致します。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 78 14.91 20.84 30.77% 80.26
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍　経気管肺生検法等 70 2.17 3.34 0.00％ 70.24 気管支鏡検査
0400801499x002 肺炎等（市中肺炎かつ75歳以上）Ａ－ＤＲＯＰスコア2 42 9.98 15.17 2.38％ 81.95
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍　化学療法あり 36 6.50 9.59 0.00％ 67.83
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 32 16.56 18.84 0.00％ 69.91
呼吸器内科では、DPCコード別で見ますと前年度同様「誤嚥性肺炎」での入院が最も多く、抗生剤投与による治療を行っています。
また、肺炎のDPCコードは「誤嚥性肺炎」以外にも、細菌感染による肺炎が含まれる「肺炎等」という分類があり、
A-DROPスコア（※指標④【成人市中肺炎の重症度別患者数等】をご参照ください。）によってDPCコードが細分化されているため
上記指標には反映されていませんが、疾患ごとに見ますとこちらの「肺炎等」の患者数が最多となっています。
肺炎は、嚥下機能や免疫力が低下する高齢者において発症率が高くなるため、平均年齢も高くなっています。
次いで多いDPCコードが「肺の悪性腫瘍」で気管支鏡検査や確定診断のために腫瘍の一部を採取する経皮的針生検・経気管肺生検を
行ったり、化学療法を行っています。
「間質性肺炎」については、薬剤や膠原病によるものと、原因が特定できない特発性間質性肺炎があり、それぞれに応じた治療を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患、心臓カテーテル検査あり 72 2.75 3.01 5.56％ 67.88 心臓カテーテル検査
050130xx99000x 心不全 70 14.53 17.71 11.43% 79.87
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等あり 63 4.11 4.40 0.00％ 69.98 経皮的冠動脈形成術
050030xx97000x 急性心筋梗塞　経皮的冠動脈形成術等あり 48 9.65 12.37 4.17％ 68.92
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患　心臓カテーテル検査・血管内超音波検査等あり 36 2.58 3.15 0.00％ 67.00 心臓カテーテル検査
循環器内科では、心臓の血管が狭くなったり閉塞してしまうことで起こる、狭心症や急性心筋梗塞が多くなっています。
中でも、狭心症に対して血管の狭くなった部分をバルーンで拡張した後ステントで補強する、経皮的冠動脈ステント留置術を行う症例が、
最も多く、次いで、治療前治療後のカテーテル検査での入院が多くなっています。
カテーテル治療を行う際には、心臓核医学検査を含めた機能的検査で治療適応を厳格に判断しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術あり 93 2.05 2.63 0.00％ 64.20 大腸内視鏡的粘膜ポリープ切除術
060210xx99000x ヘルニア記載のない腸閉塞 42 7.21 8.89 2.33% 68.17
060102xx99xxxx 大腸憩室の合併症 40 8.80 7.65 0.00％ 64.83
060140xx97x00x 急性胆のう炎 30 10.30 10.49 0.00％ 67.90
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎　内視鏡的乳頭切開術（胆道砕石術を伴うもの）あり 28 8.64 9.79 0.00％ 76.89
消化器内科では、大腸ポリープに対する内視鏡的治療を最も多く扱っており、
「食道炎」や「胃炎」、「吐下血」等の急性疾患で入院が多くなっています。
次いで「腸閉塞」に対し保存的治療を行っています。
「大腸憩室の合併症」である大腸憩室炎や大腸憩室出血での入院、胆のう結石による「急性胆のう炎」、
「総胆管結石」や「胆管炎」に対し内視鏡的治療も行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群　輸血なし　アザシチジン注射あり 83 9.66 10.43 0.00％ 71.07 ビダーザ（アザシチジン）療法
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫　輸血なし　リツキシマブ注射あり 74 14.46 15.79 1.35％ 71.09
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群　輸血あり　アザシチジン注射あり 65 12.71 20.30 0.00％ 76.69
130010xx97x2xx 急性白血病　輸血あり　化学療法あり 43 34.09 39.36 0.00％ 61.84
130030xx97ｘ40ｘ 非ホジキンリンパ腫　輸血あり　リツキシマブ注射あり 23 25.39 31.30 0.00％ 72.96
血液内科では、DPCコード別で見ますと「急性白血病」で輸血と化学療法を行う患者さんが最も多くなっています。
次いで「非ホジキンリンパ腫」に対してリツキシマブ注射を含む化学療法や、
「骨髄異形成症候群」でアザシチジン注射による治療が多くなっています。
この指標では除外となっているため患者数に反映されていませんが、造血幹細胞移植（骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植）も積極的に行っています。
また、血液疾患は、全身の様々な臓器に合併症を認めることがあるため、他科と連携しながら治療を行っています。
糖尿病・代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
100180xx990x0x 原発性アルドステロン症等 54 3.98 6.24 0.00％ 55.59
100180xx991xxx 原発性アルドステロン症　副腎静脈サンプリングあり 29 3.03 3.80 0.00％ 54.72 副腎サンプリング検査
100070xx99x100 2型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし）インスリン注射あり　定義副傷病なし　85歳未満 26 11.58 13.72 0.00% 56.84
100071xx99x110 2型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全あり）インスリン注射あり　定義副傷病あり　85歳未満 25 13.96 14.74 0.00% 68.28
100393xx99xxxx 低ナトリウム血症、高カリウム血症 23 6.91 9.96 4.35% 64.87
糖尿病・代謝・内分泌内科では、2型糖尿病の合併症精査や血糖コントロール目的での入院が多くなっています。
糖尿病のDPCコードは、1型・2型の分類以外に、合併症の有無や年齢、インスリン製剤使用の有無等によって細かく分かれているため、
上記指標の5種類中2種類が2型糖尿病のDPCとなっています。
当院では、医師、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師による糖尿病教室を月に2日開催しており、
糖尿病患者さんの教育に積極的に取り組んでいます。
原発性アルドステロン症に対して、副腎静脈サンプリングを行っている他、内分泌疾患に対して負荷試験入院も行っています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
010230xx99x00x てんかん 10 4.60 7.10 8.33% 48.40
010160xx99x00x パーキンソン病等 - - 17.72 - -
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 - - 6.22 - -
010160xx99x01x パーキンソン病等　定義傷病名あり - - 31.56 - -
010060x2990201 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満、発症前Rankin Scale　0,1又は2）手術なし　脳疾患リハビリあり - - 16.16 - -
脳神経内科では、ＤＰＣコード別で見ますと「てんかん」での入院が多くなっています。
上記指標には患者数が反映されていませんが、疾患別ですと「脳梗塞」の患者数が最も多くなっています。
〔詳しくは【指標⑤　脳梗塞の患者数】をご参照ください。〕
この指標に反映されていない理由として、脳梗塞は、発症日やJCS（意識レベルを評価する指標）、
発症前Rankin　Scale（脳卒中に対して用いられる総合的な評価指標）によってDPCコードが異なるためであり、
脳梗塞の中でも、発症3日目以内かつ、JCS10未満、発症前Rankin　Scaleが0、1又は2での治療が、多いということになります。
その他、パーキンソン病や、急性脳梗塞に至らない一過性の神経障害で、脳梗塞の危険因子である
「一過性脳虚血発作」での入院が多くなっています。
リウマチ科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x00x 膠原病（関節リウマチを除く） 30 17.90 15.48 0.00％ 66.57
070560xx97x00x 膠原病（関節リウマチを除く）　手術あり ー ー 26.18 ー ー
070510xx99xxxx 痛風、関節の障害（その他）手術なし ー ー 11.88 ー ー
070560xx99x8xx 膠原病（関節リウマチを除く）　リツキシマブ注射あり ー ー 16.48 ー ー
070560xx99x70x 膠原病（関節リウマチを除く）インフリキシマブ注射あり ー ー 6.36 ー ー
リウマチ科では、関節リウマチや膠原病での入院が多く、ステロイドや非ステロイド性抗炎症薬（NSAIDｓ）、免疫抑制薬など症状に
応じた薬物療法を行っています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xx0x 尿路の感染症 59 9.34 12.58 8.47％ 69.58
161070xxxxx00x 薬物中毒 58 1.98 3.52 1.72％ 39.28
030400xx99xxxx めまい症 25 3.36 5.01 0.00％ 70.20
180010x0xxx0xx 敗血症（1歳以上） 20 18.60 19.29 25.00％ 76.85
180030xxxxxxxx ウイルス感染症等 18 18.67 12.01 5.56% 62.83
その他内科疾患では、発熱の原因として尿路感染症での入院が多くなっています。
次いで、急性薬物中毒で救急搬送となるケースや、めまい症や敗血症、ウイルス性腸炎での入院が主となっております。
これは、当院が、年間4,000件以上の救急搬送を受け入れていること、そして特に夜間帯の受け入れは千葉市で最も多いことが背景に
あると考えられます。
敗血症につきましては、【指標⑦　その他（DIC、敗血症、その他真菌症および手術・術後の合併症の発生率）】もご参照ください。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 大腿近位の骨折　人工骨頭挿入術（肩、股関節、大腿等） 157 22.21 25.94 52.87％ 79.36
160760xx97xxxx 前腕の骨折　手術あり 107 1.96 5.54 　0.93% 52.48
160740xx01xx0x 肘関節周辺の骨折・脱臼　骨折観血的手術　（肩甲骨　上腕、大腿等）あり 62 1.87 5.59 　0.00% 19.61
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死・股関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等あり 53 21.26 21.53 　0.00% 71.34 人工股関節全置換術
070230xx01xx×x 膝関節症（変形性を含む。）人工関節再置換術等あり　 44 21.30 23.56 　6.82％ 73.93 人工膝関節置換術
整形外科では、大腿近位骨折に対する人工骨頭挿入術や骨折観血的手術が最も多くなっています。
この骨折は、骨粗しょう症によって骨がもろくなっている高齢者が転倒等により受傷することが多いため、平均年齢が高めとなっています。
転院率が高い理由としては、「大腿骨頚部骨折地域連携パス」の運用により近隣の病院とリハビリテーション連携を図っているためです。
2番目に多いのは前腕の骨折で、橈骨遠位端骨折に対する手術がその多くを占めています。
3番目の肘関節周辺の骨折・脱臼の症例では、上腕骨顆上骨折が多くなっています。
手のひらをついて転んだり、転落して肘が反ることで生ずる上腕骨顆上骨折は、子供の受傷が多いため、平均年齢が低くなっています。
実際、62件中44件が15歳以下の患者さんが占めています。
変形性股関節症や大腿骨頭壊死、変形性膝関節症などで、人工関節置換術の手術も多くなっています。
DPCコードの細分化により、上記指標に反映される症例が限られていますが、当科では一般的な整形外科診療のほか、
脊椎外科、腱損傷や植皮術等の専門的治療を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
110200xx040x0x 上部尿路疾患　体外衝撃波腎・尿路結石破砕術（一連につき）あり 122 1.93 2.64 0.00％ 58.23 体外衝撃波結石破砕術（ESWL）
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等　経尿道的前立腺手術等あり 122 7.14 8.52 0.00％ 73.40 ホルミウムレーザー前立腺核出術（HOLEP）
110080xx991x0x 前立腺悪性腫瘍　前立腺針生検あり 115 2.11 2.49 0.00％ 70.46 前立腺生検法
110070xx0200xx 膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術あり 84 7.80 7.07 1.19％ 72.77 経尿道的膀胱腫瘍切除術（TURBT)
11012xxx020x0x 上部尿路疾患　経尿道的尿路結石除去術あり 26 6.27 5.61 0.00％ 63.96 経尿道的結石破砕術（TULBT)
泌尿器科では、前立腺肥大症に対し安全性が高く低侵襲なレーザー治療である、経尿道的レーザー前立腺切除術（HoLEP)、腎結石や尿管結石で、経尿道的尿路結石除去術や体外衝撃波腎・尿管結石破砕術の治療が最も多くなっています。
また、前立腺がんの疑いに対し前立腺針生検を行う症例も多く扱っております。
次いで膀胱悪性腫瘍に対する経尿道的膀胱悪性腫瘍手術を行う患者さんが多く、膀胱悪性腫瘍や前立腺肥大症は
高齢男性に多いことから平均年齢が高めとなっています。
（手術件数につきましては【指標⑥　診療科別主要手術別患者数等をご参照ください。〕
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。）内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術あり 182 2.48 2.63 0.00％ 65.02 大腸内視鏡的粘膜切除ポリープ切除術（1泊2日）
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア（15歳以上）ヘルニア手術あり 118 5.43 4.85 0.00％ 67.14
060335xx02000x 胆のう炎等　腹腔鏡下胆嚢摘出術等あり 55 7.16 7.13 0.00％ 57.55 腹腔鏡下胆のう摘出術
060035xx01000x 結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍　結腸悪性腫瘍手術等あり 27 16.15 13.85 0.00％ 74.15
060040xx02000x 直腸肛門の悪性腫瘍　肛門悪性腫瘍切除術等あり 21 15.95 15.48 0.00％ 66.33
外科では、大腸ポリープに対する内視鏡的治療や鼠径ヘルニアに対する治療を多く扱っています。
腹腔鏡下で胆嚢摘出術を行う、胆石性胆のう炎や胆のうポリープも多くなっています。
次いで結腸癌や盲腸癌、直腸癌での手術も多くなっています。
当科では、積極的に腹腔鏡下手術7を行っており、「結腸（虫垂を含む）の悪性腫瘍」、「直腸、肛門の悪性腫瘍」手術において
48人中30人が、腹腔鏡下で悪性腫瘍手術を行った患者数になります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍　子宮全摘手術等あり 82 8.85 9.71 0.00％ 44.10 婦人科開腹手術
12002xxx02ⅹ0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍　子宮頸部（膣部）切除術等あり 59 1.24 3.13 0.00％ 37.14 子宮頸部（膣部）切除術
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術あり（膣式、腹腔鏡など） 34 6.21 6.21 0.00％ 45.21
120070xx01xxxx 卵巣の良性腫瘍　卵巣部分切除術あり（膣式、開腹など） 31 9.00 10.11 0.00％ 52.65
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ　子宮全摘術あり 18 2.89 2.90 0.00％ 45.83
産婦人科では、子宮の良性腫瘍である子宮筋腫に対して手術が最も多く、筋腫を子宮ごと摘出する子宮全摘術や筋腫のみを核出し
子宮を温存する子宮筋腫摘出（核出）術、また、筋腫が子宮から膣内に脱出した筋腫分娩に対する子宮息肉様筋腫摘出術を行っています。
次に多いDPCコードが、子宮頚部悪性腫瘍に対して子宮頚部切除術です。
次いで、卵巣の良性腫瘍に対しての手術で、開腹手術に加え腹腔鏡下手術も行っています。
この病院指標は、医療保険を使用した患者さんのみが集計対象となっているため、自費の請求が発生する産科領域が指標に反映されていませんが、
経腟分娩や帝王切開による分娩も多く扱っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 37 7.81 7.80 0.00％ 28.08
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸　終夜睡眠ポリブラフ検査あり 25 2.00 2.03 0.00％ 55.00
130030xx97x00x 非ホジキンリンパ腫　リンパ節摘出術等あり 15 2.93 8.36 0.00％ 72.40
100220xx01xxxx 副甲状腺腫瘍等　副甲状腺（上皮小体）腺腫過形成手術　副甲状腺（上皮小体）摘出術等あり 15 7.20 7.93 0.00％ 62.20
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 13 8.23 6.80 0.00％ 60.54
耳鼻咽喉科では、急性扁桃炎や喉頭炎・急性喉頭蓋炎・扁桃周囲膿瘍に対して抗菌薬投与等の治療が多くなっています。
次いで、睡眠時無呼吸に対し検査目的での入院も行っています。
また、副甲状腺腫瘍に対し摘出術の施行、慢性副鼻腔炎に対して内視鏡的治療が多くなっております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症等 29 10.72 12.55 0.00％ 66.72
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）　皮膚悪性腫瘍切除術等あり 12 5.08 7.90 0.00％ 75.33
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物　皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等あり ー ー 4.01 ー ー
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 ー ー 9.00 ー ー
080090xxxxxxxx 紅斑症 ー ー 10.05 ー ー
皮膚科では、皮膚の細菌感染症である膿皮症などが多く、原因菌に対する抗菌薬治療を行っています。
また、皮膚の悪性腫瘍に対して、皮膚悪性腫瘍切除術も行っています。
その他DPCコードは患者数が10未満であるため「－」と表示していますが、帯状疱疹や天疱瘡、紅斑症等にも対応しています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
（自院）		 平均
在院日数
（全国）		 転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0ⅹ 急性気管支炎・急性細気管支炎 13 4.77 6.19 0.00％ 1.00
040100xxxxⅹ00ⅹ 喘息 － ー 6.64 － －
0400801199x00x 肺炎等（1歳以上15歳未満） ー ー 5.69 ー ー
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 ー ー 5.39 ー ー
100380xxxxxxxx 脱水症 ー ー 9.13 ー ー
小児科では感染症で入院する患者さんが多く、特に気管支炎治療が多くなっています。
初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準（※）		 版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 24 ー ー 21 ー ー 1 7
大腸癌 33 31 22 12 ー 12 2 7.8
乳癌 ー ー ー ー ー ー ー ー
肺癌 ー ー 15 52 72 34 1 7.8
肝癌 ー ー ー ー ー ー ー ー
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
【解説】
★同一対象者が集計期間中に何度か入退院を繰り返した場合も全て上記人数に含まれています。
★上記分類は「治療前に得られた情報に基づく分類」であるため「治療後の分類」と異なる場合があります。

○胃癌
合計患者数は54人で、そのうち24人が早期胃癌にあたるステージⅠの患者さんであるため消化器内科や外科で内視鏡的治療や腹腔鏡下手術を
行う場合が多くなっています。

○大腸癌
合計患者数は121人でそれぞれのステージや身体の状態に合った治療を行っています。
再発数が12人とありますが、数人の同一対象者が何度か入退院を繰り返した数も含まれており、
再発の実患者数とは異なります。
当院での大腸癌の手術施行者に対しかかりつけ医と共同で5年間経過観察する「大腸がん地域連携クリティカルパス」を運用し地域連携を図っています。

○肺癌
合計患者数は173人で、ほかの臓器へ転院を認めるステージⅣが最も多くなっています。
不明については、肺癌の疑いに対する気管支鏡検査目的が多く入院中に検査結果が得られないためであり、
退院後最終的には確定診断がが得られています。

○肝癌
合計患者数は16人で、ほとんどが肝細胞癌の患者さんとなっており、
肝動脈化学療法やラジオ波熱凝固療法を行っています。

【定義】
５大疾患について、初発患者さんはUICC（＝国際対がん連合）の
T（＝原発巣の大きさと進展度）
N（＝所属リンパ節への転移状況）
M（＝遠隔転移の有無）
から示される病期分類による患者数を、再発患者さんは患者数のみを集計しました。
※Stageが「0」のものは集計対象外としています。
※患者数が10未満の場合は「－」と表示しています。
※患者数は、同一患者さんが入退院を繰り返した場合は入院回数分をかけた延べ患者での集計となります。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数		 平均年齢
軽症 19 8.11 56.53
中等症 105 15.19 73.46
重症 46 17.24 82.76
超重症 33 24.24 81.39
不明 ー ー ー
【解説】
患者数が最も多いのは中等症（重症度1,2）で、全体の約51％を占めています。年齢が重症度分類の評価項目の１つであるため、
平均年齢が上がるにつれ重症度も増し、平均在院日数も長くなっています。

【定義】
成人（20歳以上）の市中肺炎について重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しました。
重症度は、市中肺炎ガイドラインによる重症度分類（A-DROP）により分類しています。
※ウイルス性肺炎や誤嚥性肺炎は除外としています。
※入院後に発症した肺炎や一般病棟外からの転入、他院からの転院は除外としています。

★市中肺炎とは・・・病院外で日常生活をしていた人に発症した肺炎をいいます。
★A-DROPとは・・・「市中肺炎ガイドライン」による重症度分類で、以下の5項目を評価して分類します。
　　　　　　　　　　　　　A（＝Age　年齢/男性70歳以上　女性75歳以上）
　　　　　　　　　　　　　D（＝Dehydration　脱水/BUN21ｍｇ/ｄｌ以上または脱水あり）
　　　　　　　　　　　　　R（＝Respiration　呼吸/SpO2　90％以下（PaO2　60Torr以下））
　　　　　　　　　　　　　O（＝Orientation　見当識/意識障害（肺炎由来）あり）
　　　　　　　　　　　　　P（＝B.Pressure　血圧/血圧（収縮期）90ｍｍHｇ以下）
★重症度分類とは・・・A-DROPの該当項目数により分類します。ただし、ショックがあれば1点でも超重症とします。
　　　　　　　　　　　　　軽症：0点
　　　　　　　　　　　　　中等症：1～2点
　　　　　　　　　　　　　重症：3点
　　　　　　　　　　　　　超重症：4～5点、ショックがある場合
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 33 15.30 79.76 54.55％
その他 11 26.27 77.64 63.64％
【解説】
脳梗塞で入院された44人のうち、33人が発症日から３日以内の急性期脳梗塞で、
エダラボン注射による脳保護療法等の急性期治療を行うとともに、早期からリハビリテーションを行い後遺症や合併症予防に努めています。
転院の理由として、「千葉県共用脳卒中地域連携パス」の運用により当院での急性期治療が終了後、
近隣の回復期リハビリテーション病院へ転院となっているためです。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術（その他のもの） 55 2.18 2.29 0.00％ 67.45 経皮的冠動脈形成術
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症に対するもの） 44 0.18 8.50 9.09％ 71.48 経皮的冠動脈形成術
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞に対するもの） 21 0.00 12.05 4.76％ 69.29 経皮的冠動脈形成術
K5972 ペースメーカー移植術（経静脈電極の場合） ー ー ー ー ー ペースメーカー植え込み術
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 ー ー ー ー ー
循環器内科では、心臓カテーテル治療である冠動脈形成術（PCI)のうち、上位3位がステント留置を行う症例となっています。
狭心症や急性心筋梗塞等の虚血性心疾患に対して、血管の狭くなった部位にバルーン（風船）を挿入しふくらませ拡張させた後、
金属ステントを留置することで再狭窄が軽減されます。
次いで多いのが、不整脈に対する、ペースメーカー治療や閉塞性動脈硬化症の下肢動脈に対する手術となっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2センチメートル未満） 98 0.00 1.16 0.00％ 67.11 大腸内視鏡的粘膜ポリープ切除術
K654 内視鏡的消化管止血術 26 1.08 10.12 3.85% 67.58
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 19 2.79 9.63 0.00％ 75.42
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2センチメートル以上） 18 0.00 1.39 0.00％ 61.17 大腸内視鏡的粘膜ポリープ切除術
K6872 内視鏡的乳頭切開術（胆道砕石術を伴うもの） 14 1.00 9.07 0.00％ 80.57
消化器内科では、大腸ポリープや大腸の早期癌に対して、内視鏡による粘膜切除が最も多くなっています。
次いで、胃潰瘍等、消化管からの出血を内視鏡下確認し止血する内視鏡的消化管止血術、膵頭部癌や胆管癌、十二指腸乳頭部癌による
閉塞性黄疸や良性胆道狭窄に対し、ステントを胆管の狭くなった部分に留置することで胆汁の流れをよくする内視鏡的胆道ステント術、
内視鏡下に十二指腸乳頭部を切り開き総胆管結石を除去する内視鏡的乳頭切開術が多くなっています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2センチメートル未満） 169 0.00 1.28 0.00％ 65.36 大腸内視鏡的粘膜ポリープ切除術
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側） 104 1.24 2.99 0.00％ 66.78 腹腔鏡下鼠径ヘルニア根治術
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 56 1.20 5.00 0.00％ 58.02 腹腔鏡下胆のう摘出術
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2センチメートル以上） 30 0.00 2.64 0.00％ 63.80 大腸内視鏡的粘膜ポリープ切除術
K7193 結腸切除術（全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術） 20 4.85 18.05 0.00％ 77.50
外科では、大腸ポリープや大腸の早期癌に対して、内視鏡による粘膜切除術が最も多くなっています。
次いで、鼠径ヘルニアに対する腹腔鏡下手術、胆石性胆のう炎や胆のうポリープ等に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術、
結腸癌に対する悪性腫瘍手術が多くなっています。
上位5手術中2つが腹腔鏡による手術であり、積極的に腹腔鏡下手術を行っています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K877 子宮全摘術 87 1.25 7.28 0.00％ 49.93 婦人科開腹手術
K867 子宮頸部（膣部）切除術 59 0.00 0.24 0.00％ 37.07 子宮頸部（膣部）切除術
K8882 子宮付属器腫瘍摘出術（両側）（腹腔鏡によるもの） 40 1.00 4.23 0.00％ 44.23 腹腔鏡下手術
K8721 子宮筋腫摘出術（核出）術（腹式） 27 1.00 7.04 0.00％ 38.12
K8881 子宮付属器腫瘍摘出術（両側）（開腹によるもの） 24 1.50 7.38 0.00％ 45.29
産婦人科では子宮全摘術が最も多く、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮頸部異形成や子宮頸部上皮内癌に対応しています。
次いで多いのが子宮頸部（膣部）切除術で、子宮頸癌の前癌病変である子宮頸部異形成に対して検査や治療目的に行うことが多くなっています。
この子宮頸部（膣部）切除術は、日帰り入院や1泊2日での入院で行うため平均術前術後日数が短くなっています。
次に子宮付属器腫瘍摘出術が多く、良性腫瘍である卵巣のう腫や、良性と悪性の中間の性質をもつ卵巣境界悪性腫瘍、
卵巣子宮内膜症のう胞に対して行っており、開腹に加え腹腔鏡下手術も行っています。
子宮を温存する子宮筋腫核出術（核出）も行っています。上記指標全てが婦人科手術となっていますが、これは
この病院指標が医療保険を使用した患者さんのみが集計対象であり、自費の請求が発生する産科領域は反映されないためです。
経腟分娩や前回帝王切開等に対する予定帝王切開や緊急帝王切開も多く扱っています。
整形外科
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術（上腕・大腿） 127 1.39 14.96 33.86％ 65.42
K0462 骨折観血的手術（下腿、前腕、手舟状骨） 118 0.40 2.45 2.54％ 54.55
K0821 人工関節置換術（肩、股、膝） 117 1.63 18.79 4.27％ 72.64 人工股関節全置換術人工膝関節置換術
K0811 人工骨頭挿入術（肩・股） 74 3.12 18.16 51.35％ 81.65
K0483 骨内異物（挿入物を含む。）除去術（下腿、前腕） 62 0.16 1.65 0.00％ 45.92
整形外科では、上腕や大腿の骨折に対する観血的手術が最も多くなっています。
2番目に多いのが前腕や下腿の骨折に対する観血的手術、次いで変形性関節症などに対する人工関節置換術
（部位は主に股関節と膝関節）が多くなっています。
高齢者の大腿骨頚部骨折に行う事が多い人工骨頭挿入術（患者数4位の手術）は、
「大腿骨頚部骨折地域連携パス」を運用し、近隣の病院とリハビリテーション連携を図っているため転院率が高くなっています。
また、骨折の観血的手術時に固定で使用した材料の除去を行う骨内異物除去術が多くなっています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
Ｋ768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術（一連につき） 125 0.44 1.11 0.80％ 58.56 体外衝撃波結石破砕術（ESWL）
Ｋ841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術（ホルミウムレーザーを用いるもの） 122 1.01 5.13 0.00％ 73.40 ホルミウムレーザー前立腺核出術（HOLEP）
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの） 84 1.36 5.44 1.19％ 72.77 経尿道的膀胱腫瘍切除術（TURBT)
K7811 経尿道的尿路結石除去術（レーザーによるもの） 29 1.62 3.79 0.00％ 63.28 経尿道的結石破砕術（TULBT)
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 27 0.85 4.67 0.00％ 68.22
泌尿器科では、腎結石や尿管結石に対する体外衝撃波腎・尿管結石破砕術が最も多く、
低侵襲治療であり1泊2日での入院が多いため、他症例より平均術前術後日数が短くなっています。
次いで前立腺肥大症に対する低侵襲レーザー治療である、ホルミウムレーザー前立腺核出術（HoLEP)が多くなっています。
その他膀胱癌に対する経尿道的手術等、癌治療にも積極的に取り組んでいます。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術（摘出） 40 0.95 6.38 0.00％ 27.88
K4611 甲状腺部分切除術（片葉のみの場合） 16 1.00 6.13 0.00％ 54.75
Ｋ4641 副甲状腺（上皮小体）腺腫過形成手術（副甲状腺（上皮小体）摘出術） 15 1.00 5.20 0.00％ 66.20
K6261 リンパ節摘出術（長径3センチメートル未満） 11 0.38 1.08 0.00％ 71.85
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） ー ー ー ー ー
耳鼻咽喉科では、急性扁桃炎を繰り返す習慣性扁桃炎や慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃の摘出術が多くなっています。
次いで多いのが、甲状腺の片葉のみにできた良性腫瘍などに対する手術、副甲状腺腫瘍の手術となっています。
患者数が10未満のため「－」と表示していますが、慢性副鼻腔炎に対する手術も行っています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数		 平均
術後日数		 転院率 平均年齢 患者用パス
Ｋ0072 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） 11 0.00 3.73 0.00％ 75.18
Ｋ0051 皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径2㎝未満） ー ー ー ー ー
Ｋ0061 皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径3㎝未満） ー ー ー ー ー
ｋ013-21 全層植皮術（25㎠未満） ー ー ー ー ー
ｋ0041 皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術（露出部以外）（長径3ｃｍ未満） ー ー ー ー ー
皮膚科では、皮膚悪性腫瘍に対する単純切除術を施行しています。
その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 ー ー
異なる 11 0.16％
180010 敗血症 同一 19 0.28％
異なる 21 0.31％
180035 その他の真菌感染症 同一 ー ー
異なる ー ー
180040 手術・処置等の合併症 同一 35 0.51％
異なる － －
【解説】
敗血症は、感染症を起こしているところから血液中に菌が入り込むことで重篤な全身症状を引き起こす病態であるため、
入院契機と異なる21症例の約７割が肺炎や尿路感染等の感染を主訴の入院となっています。
また、基礎疾患に癌や膠原病等があることで感染を起こしやすく敗血症に至ったケースも多くなっています。
手術・処置等の合併症については、入院契機と同一、つまりこの傷病名を主訴での入院が35症例となっています。
病名の内訳としては、人工関節のゆるみや脱臼が多く、人工関節再置換術や関節脱臼非観血的整復術を行っています。
その他は処置や手術後の出血、手術後の感染、薬剤によるアナフィラキシーショックが主訴の入院で、それぞれに応じた治療を行っています。
更新履歴
2020/10/1
令和元年度の病院情報を公開しました。