ホスピタリスト
みなさんはホスピタリスト(Hospitalist)という言葉を聞いたことがありますか。日本ではまだなじみのない言葉ではありますが、米国を中止に近年注目され増加している医師で、プライマリケアを行う家庭医(総合診療医)に対し病院で入院患者を専門医と連携して診療する医師をさします。日本では長らくこの役割を内科医が担ってきましたが、2000年以降の専門医志向の高まりと臓器別診療の流れの中、総合的に診療できる医師が少なくなっています。
このような状況を解決するため日本病院総合診療医学会、日本病院会より「病院総合医」育成プログラムが発足し、当院は同プログラムに研修施設として認定されており総合内科がホスピタリストとしての役割を担っています。ERから入院する高齢者の多くは多病(同時に複数の領域・臓器に病気を抱えいる)状態であり、単独臓器診療科ではすべてを把握し治療困難なことが多く、総合内科に入院していただき、全身管理を行いつつ必要に応じて専門医と連携をとっています。当院は中規模病院であり各診療科の垣根も低くホスピタリストとして活躍しやすい環境にあります。
病院総合医、ホスピタリストに興味のあるかたは、是非海浜病院での日本型ホスピタリストのモデルケースを一緒に作っていきましょう。
病院総合医研修プログラム
海浜病院は日本病院総合診療医学会および日本病院会の病院総合医プログラム研修施設に認定されており、高い倫理観、人間性、社会性をもって総合的な医療を展開する干すピタリストの育成を行います。
研修プログラムは2年で、(1)外来診療研修、(2)病棟業務研修、(3)チーム医療研修、(4)病院経営・管理、マネジメント研修を行いながらホスピタリストに必要なスキルを身につけます。
学会ではホスピタリストに必要なスキルとして、インテグレーション、コンサルテーション、コーディネーション、ファシリテーション、マネジメントの5つのスキルを挙げています。
海浜病院ではこれらのスキルを身につけ、必要に応じて専門医と連携しながら治療を行うだけでなく、薬剤師、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーと連携し、退院支援まで行うことのできる医師の育成を目指しています。当院は大規模な病院ではありませんが、診療科同士の連携体制がしっかりと整っていますので、ホスピタリスト研修を行うには適していると考えます。
ホスピタリストの募集要項
募集人員 | 若干名 |
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給与 | 千葉市病院局の職員の給与に関する規程による |
問い合わせ先 | 海浜病院事務局総務班 TEL:043-277-7711(代表)(内線2324) FAX:043-278-7482 E-mail:kaihinbyoin.MKH@city.chiba.lg.jp |
電話番号:043-277-7711(代表)
FAX:043-278-7482