DMAT
海浜病院災害派遣医療チーム(DMAT)の編成について
当院は、平成8年8月20日に地域災害拠点病院の認定を受けました。
県内や近県で災害が発生し、通常の医療体制では被災地に対する適切な医療を確保することが困難な状況となった場合に、千葉県知事の要請により傷病者の受け入れや医療救護班の派遣等を行います。
千葉県では、平成28年4月1日現在、22の災害拠点病院(基幹・地域合わせて)が登録されています。
地域災害拠点病院の機能とは
- 24時間いつでも災害に対する緊急対応ができ、被災地域内の傷病者の受け入れ・搬出が可能な体制を持つ。
- 重症傷病者の受け入れ拠点になる。また、ヘリコプターによる傷病者、医療物資等のピストン輸送を行える機能がある。
- 災害派遣医療チーム(DMAT)を保有し、その派遣体制がある。
- 地域の第二次救急医療機関とともに定期的な訓練を実施し、災害時に地域の医療機関への支援を行う体制を整えている。
地域災害拠点病院は、これらのことを満たさなくてはなりません。
災害派遣医療チーム(DMAT)とは
医師、看護師、業務調整員(救急救命士・薬剤師・コメディカル・事務職員等)で構成され、地域の救急医療体制だけでは対応できないほどの大規模災害や事故などの現場に急行する医療チームのことです。
Disaster Medical Assistance Team
の頭文字をとって「DMAT」ディーマットと呼んでいます。
海浜病院のDMAT編成
当院では、平成29年6月現在、9人がしかるべき研修・訓練を修了し、「日本DMAT隊員」又は「千葉県地域災害派遣チーム隊員」として登録されています。1チーム4人(原則、医師1人、看護師2人、業務調整員のコメディカルや事務職等1人)で編成する必要があり、複数のチームが編成できることをめざしています。
多数傷病者合同災害訓練の実施
毎年1回、千葉県救急医療センターと千葉市美浜消防署と合同で「多数傷病者合同災害訓練」を行います。いつなんどきでも備えておくという、大変な重責を担っていることを職員一人一人が自覚できる機会としています。