臨床工学科
臨床工学科は、臨床工学技士法に基づく国家資格をもち、生命維持管理装置の操作・管理を行い、チーム医療の一員として、医師その他の医療従事者との緊密な連携を図り、安全で質の高い医療への貢献を目指しています。
業務内容
検査・治療に携わる「臨床支援」と、医療機器を安全に使用できるよう整備する「後方支援」の2業務体制に整え、安心・安全な技術提供を行っております。
臨床支援業務
臨床支援業務では、人工心肺装置・人工呼吸器・心臓ペースメーカ・補助循環装置・血液浄化装置などを操作して、チーム医療に貢献しています。
循環器関連
心臓カテーテル検査室では、生体情報機器による心電図・圧波形の解析や使用される機器(大動脈内バルーンパンピング・除細動器など)の操作・点検を行っています。 徐脈性不整脈にはペースメーカ植込み手術・週1回のペースメーカ外来におけるプログラマー操作や各種計測、作動チェックなどの業務も行っています。
血液浄化関連
急性血液浄化療法として持続血液透析濾過や持続血液透析、難治性腹水症に対する腹水濾過濃縮再静注を行っています。
救急外来
2020年10月より、臨床工学科は救急外来室の常駐を開始しました。主に、虚血性心疾患・徐脈性不整脈・心不全など循環器系疾患への迅速な対応を行うことを目的としていますが、救急処置が必要な場面ではBLS(一次救命処置)に積極的に参加して、一人でも多くの命を救えるよう医師や看護師と協働しながら対応しています。また、生命維持管理装置を装着した患者さまの転院搬送にも医師と一緒に救急車へ同乗し、安全に搬送できるよう努めております。
後方支援業務
後方支援業務(医療機器管理)では、輸液ポンプ・シリンジポンプ・医用テレメータ送信機などを中央管理して、使用前点検・定期点検を行い、使用時における機器トラブルの低減に努めています。
診療体制・スタッフ
臨床工学技士 7名
主な資格・認定
認定・資格 | 有資格者数 |
---|---|
3学会合同呼吸療法 認定士 |
4名 |
透析技術認定士 | 1名 |
心血管インター ベンション技師 |
1名 |
認定集中治療関連 臨床工学技士 |
1名 |
心電図検定1級 | 1名 |
心電図検定 2級 | 1名 |
第1種ME技術 実力検定試験合格 |
1名 |
ICLSプロバイダー | 6名 |
ICLSインストラクター | 2名 |
新生児蘇生法 「専門」コース修了 |
5名 |