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インタビュー一覧

チーム医療

青葉病院 医療安全室長兼小児科統括部長 地引 利昭
青葉病院 医療安全室長兼小児科統括部長 地引 利昭

患者さんに安心・安全な医療を提供するために

──千葉市立青葉病院の医療安全に対する姿勢について教えてください。

医療安全マニュアルを作る、患者さんの声や事象を収集し解析して今後に生かす、などの姿勢や仕組みは既に当たり前のことになっております。今は、医療の安全性を高めるためには全職員が安心して自分の役割を発揮して、共通の成果として患者さんに安全で安心できる納得のいく診療を提供することが重要です。また、チームでプロセスを振り返り、より良い未来の診療につなげていくことも同時に求められています。

青葉病院では、チーム医療と医療安全のための理念と方法論としてのチームステップス※ の実践と、患者さんのより良い診療のために言いたいときに言いたいことが言える「心理的安全」の確保のために、医療安全委員会やSMT(セーフティマネジメントチーム)での活動、新人オリエンテーションなどでの周知を図っております。

チームステップス(Team STEPPS):医療の質と患者さんの安全を向上させるための戦略や方法

信頼で結ばれた“チーム”を目指して

──医療安全室長としてどのようなことを目指していきたいと考えていますか?

医療は最善を尽くすことはできても、疾患のそれぞれの状態や医療技術の限界などで100%希望に沿えるとは限りません。また“To Error is Human=人間は必ず過つ”、というよく知られた本の名前にもなっている言葉があります。

それを乗り越えるのは、安全を担保するためのシステムの構築以上に、それを動かす人間の信頼関係やお互いの役割をリスペクトしつつ言いたいことを言うことが出来、困ったときには助け合える環境です。
様々な限界の或る中で最善・最良でリスクの少ない診療を患者さんに提供するために、診療現場での困りごとを適切にモニターし病院全体で助け合いながら解決を目指す環境を皆で創っていければと考えております。

希望に満ちた人生の手助けのために

──先生の専門である小児科を志した理由を教えてください。

大学で様々な診療科の実習をしていると、それぞれの科の特徴と熱意が伝わってきて、なかなか専門の科を選べませんでした。そのような心境のなかで小児科を実習でまわった際に、幼児期から重大な疾患をかかえている患者さんや貴重な青春期に過酷な運命に立ち向かっている患者さんの姿を見ました。

このような患者さんたちが元気で希望に満ちた人生を送るための手助けがしたいと考え、小児科の道を選びました。実習した病棟の雰囲気が良かったこと、大学のクラブの先輩に小児科医が多かったことなども影響しているかと思います。

最善の医療を、患者さんとともに

──医師として大切にしていることを教えてください。

“疾患ではなく、まず人を診よ”、患者さんに“先生の専門は何ですか”と聞かれたら“私は貴方の専門家です”と答える自負を、との言葉を読んだことがあります。自身並びに自施設の現時点での知識や経験ですべてに応えることはできない場合でも、傾聴し、最善の対処のために情報収集や多職種での対応などの診療のマネージメントを患者さんと一緒に考えていきたいと心がけております。

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