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インタビュー一覧

院長 六角医師インタビュー

青葉病院 六角院長
青葉病院 六角院長

すべての人に手を差し伸べたい

青葉病院 六角院長

──院長として大切にしているのはどんなことですか?

千葉市立青葉病院が推進しているのは、垣根のない医療です。千葉市の政策的医療を担う病院として救急医療は一つの柱となっていますが、他の医療機関が受け入れづらい患者さんも、私たちは“最後の砦”としての自負のもと、受け入れています。受け入れた後に違う病気が見つかったとしても、異なる診療科が協力し合い、どうにかしようと力を尽くします。基本的には“Noと言わない病院”であり、市民の皆さまには「千葉市立青葉病院に行けば手を差し伸べてもらえる」と頼りにしていただければと思います。

そして、こうした姿勢を支えているのが、職員間の垣根の低さです。風通しがよいために情報の共有がスムーズで、お願い事も気軽にでき、診療科の垣根を越えて職員が一緒に同じ患者さんの診療に当たることもできます。それが仕事のしやすさにつながり、さらに垣根を低くすることにつながっています。

人工関節置換術で大きな実績

──どんな病院でありたいと考えていますか?

整形外科の領域では、変形性股関節症や関節リウマチの患者さんに対する人工関節置換術を行っているほか、人工膝関節置換術でも実績を挙げていることが特徴です。特に股関節症で歩行時に苦痛が生じるようになると、筋力が急激に落ちていくことになるため、早めの手術を行うようにしています。

また、骨折に関しても先進的かつ的確な治療を行っています。手前味噌な言い方ではありますが、もし自分の家族に何かあったら、真っ先に連れてきたい病院が千葉市立青葉病院です。市民の皆さんもお困りのこと、不安なことがありましたら、ぜひ足を運んでいただければと思います。

身体の機械的・構造的な面白さに魅せられて

青葉病院 六角院長

──整形外科医を志した理由を教えてください。

そもそも私自身、当初は工学系の仕事を志望していました。しかし、人と会話し、コミュニケーションすることの楽しさに目覚め、高校時代に医師を目指すことにしました。

実はその時点では精神科の領域に興味があったものの、結果的に整形外科医の道を選んだわけですが、それは人間の体の機械的・構造的な面白さに惹かれたためだと思います。工学系を志望していたことに通じると言えるかもしれません。

私が医者になって30年以上がたちましたが、そのうちのほとんどの時間を旧・千葉市立病院、千葉市立青葉病院で過ごしてきました。居心地がよく、仕事のしやすい環境のおかげで、これほど長く続けてこられたのは間違いありません。

手外科の領域に足跡を刻む

──手外科に進んだ理由は何ですか?

私は小学校から大学卒業まで体操競技を続け、医者になってからは趣味としてクライミングも始めました。その経験からスポーツ整形にも興味があったのですが、ある先輩との出会いがきっかけで手外科の道に進むことに決めました。

当時、手の領域を専門に行う医者は非常に少なく、その先輩医師がフロンティアとして道を開き、私はその後ろで道を広げつつ、後進の育成にも取り組んできました。今、そうした後進たちが手外科の世界を広げてくれていることを、私はたいへんに嬉しく思っています。

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