手の外科について
先駆者として大きな実績
──手の外科とは、あまりなじみのない科目ですが。
手は、人間にとってとても特殊な器官です。人類の進化にとって手で道具を操作することは不可欠でしたし、手で触ることで多くの情報を得るという点で重要な知覚器官でもあります。そのような特殊な器官である手の診療は、整形外科の領域においては比較的歴史が浅く、本格的な取り組みが始まってまだ半世紀ほどしかたっていません。千葉市立青葉病院では、そんな手の外科の専門医がバネ指から切断指まで、あらゆる手の疾患に対応しています。千葉県内外からのご紹介も多く、厚い信頼を得ています。
手術翌日には水仕事も可能に
──どんな診療が受けられるのですか?
日常生活において手が使えない不自由さは、言うまでもありません。そのため外科手術において重要なのは、手術後にいかに早く手が使えるようになるかという点です。
そこで特にご紹介したいのが、経皮的腱鞘切開術です。この手術は日帰りで行うのはもちろんのこと、患者さんは翌日には水仕事が行えるほど、軽い負担ですむことが特徴です。
千葉市立青葉病院の手の外科では、この経皮的腱鞘切開術で多くの実績を挙げています。手の外科そのものに対してなじみの薄い方も多いかと思いますが、手に関することで不安や不自由を感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。