甲状腺・副甲状腺センター
甲状腺・副甲状腺センターを開設
──診療体制の特徴は何ですか?
甲状腺・副甲状腺疾患は内分泌代謝疾患の中では比較的多い疾患です。治療には外科的な治療法と内科的な治療法があり、その両方を一つの施設内でまかなえる病院はまれです。
千葉市立青葉病院では2018年に甲状腺・副甲状腺センターを開設いたしましたが、ここでは内科と耳鼻科が協力して診断から治療・手術まで一貫して行える体制を実現しました。
特に甲状腺疾患を代表するバセドウ病について手術を行う医療施設は千葉県内にはほとんど存在しませんが、当センターでは対応しています。また、アイソトープ治療も千葉市内では当センターのみが行っています。
さらなる診療体制の充実を目指す
──どのような患者さんが増えていますか?
現在は画像処理技術が発達し、例えば胸部CTを撮影したところたまたま甲状腺が写ってしこりが見つかったり、超音波による頸動脈エコーでたまたま甲状腺のしこりを発見したり、といったケースが増えています。そうした患者さんが紹介によって甲状腺・副甲状腺センターにお見えになっており、現在では1日3~4名の患者さんを受け入れています。
今後は千葉県がんセンターや千葉市立海浜病院の耳鼻科との連携を深めていくと同時に、さらなる診療体制の充実を目指していきます。
関連ページのご紹介
甲状腺の病気についての解説ページを作成しております。ぜひご覧ください。