地域連携室

地域連携パス

切れ目ない医療を目指して―急性期から回復期、そして維持期へ―
千葉市立青葉病院は「大腿骨頚部骨折」と「脳卒中」の地域連携計画管理病院です。また脆弱性骨折患者における治療と二次骨折予防について、「骨折リエゾンサービス（FLS）」に準じた地域医療機関との連携を開始しています。

• 大腿骨頚部骨折地域連携パス
• 脳卒中地域連携パス
• 二次性骨折予防

大腿骨頚部骨折地域連携パス

大腿骨頚部骨折地域連携パスは青葉病院・整形外科が作成し、平成24年9月より運用しています。

当院の入院期間は1-2週間で、回復期リハビリテーション病院へ転院してリハビリテーション後に、自宅復帰を目指す地域連携パスです。

千葉市大腿骨頸部骨折地域連携パス　骨粗鬆症に関する連絡票について

かかりつけ医の皆様

大腿骨頸部骨折の多くは骨粗鬆症が原因で発生し、高齢者のADL低下の原因になることが知られています。
千葉市大腿骨頚部骨折地域連携パスは、大腿骨頚部骨折に伴い手術を受ける患者さんを対象に効率的で質の高い医療を目指し、千葉医療センター、千葉メディカルセンター、青葉病院が計画病院として運用しています。

計画病院（急性期病院）は、再骨折防止を目的として適切な治療が受けられるよう手術を受けた患者さんの骨粗鬆症に関する情報を「骨粗鬆症に関する連絡票」（以下、連絡票）に記載し、回復期病院・かかりつけ医へ共有いたします。
計画病院からは、検査結果や診断などの情報提供も行います。連絡票を受け取られたかかりつけ医の方は、骨粗鬆症治療に関してご検討いただければ幸いです。

　

本表の運用は以下の通りです。

1. 計画病院から回復期病院へ転院時に、大腿骨頸部骨折地域連携パスと連絡票２組を添付します。
2. 回復期病院から退院時、連絡票に必要事項を記載し、パスに同封して計画病院に送付します。また、今後のフォローをかかりつけ医に依頼する場合、連絡票を診療情報提供書等に添付します。
3. かかりつけ医は患者さんを介して連絡票を受け取り、診療を行った後（しばらく経過観察してからでも可）連絡票の「かかりつけ医から計画病院への連絡事項」を記載し計画病院にFAＸしてください。

　

【骨粗鬆症に関する連絡票】（PDF）

計画病院では骨粗鬆症治療に関してご相談をお受けしておりますので、ぜひご連絡ください。

骨粗鬆症検査の予約はこちら

当院では、救急で搬送された患者さんが手術後早期にリハビリを開始し、回復期リハビリテーションへ移行できるよう支援しています。

脳卒中地域連携パス

脳卒中は「千葉県共用地域医療連携パス」を運用しています。
回復期リハビリテーション病院と地域のかかりつけ医とも連携を取りながら、患者さんがリハビリテーションが継続できるよう支援しています。

千葉県共用地域医療連携パスは下記のホームページを御参照下さい。
http://www.pref.chiba.lg.jp/kenfuku/chiikiiryou/renkeipasu/nousottyuu.html

二次性骨折予防

日本では骨粗鬆症による脆弱性骨折防止のための取り組みとして、骨粗鬆症リエゾンサービス（OLS: Osteoporosis Liaison Service）が展開されおり、特に脆弱性骨折患者における二次骨折予防に対しては重点的な対策が必要であることから、2019年に「日本版 二次骨折予防のための骨折リエゾンサービス（FLS）クリニカルスタンダード」が策定され、青葉病院もチーム結成を目指して取り組みを開始しています。

本取り組みには急性期病院だけではなく、回復期病院や他の医療従事者、医療機関が連携して、長期的に切れ目のないケアが必要となってきます。
当院では"骨粗鬆症に関する連絡票"を新たに作成し、回復期病院や診療所・介護施設などと骨粗鬆症の評価・治療の概要を共有しています。詳細は下記よりご確認ください。

• 骨粗鬆症による二次性骨折と骨折予防管理について

問い合わせ先

地域連携室

電話：043-227-1994（直通）