看護部の概要
看護部長の挨拶
2020年1月からの新型コロナウィルスの感染拡大で、看護師の役割や価値は、よりいっそう社会全体に認識されるようになりました。そして今の時代、看護師に寄せられる信頼と期待は大きくなっています。
千葉市立青葉病院は、急性期医療を担う地域の中核病院であり、救急、精神、災害などの政策的医療を行っています。また、地域医療支援病院として、地域に信頼される医療・看護の提供に努めています。コロナ禍においては、第二種感染症指定病院として千葉市の医療に大きく貢献してきました。
ここ数年の病床制限や医療従事者の不足、他者との接触制限や面会禁止などは医療現場に大きな影響を与えました。私たちは、こんなに苦しい看護と直面したことは未だかつてなく、目の前の患者さんのためにできることをしたいという看護師の想いが、青葉病院の医療を支えていたと思います。何よりレジリエンスの高さ、つまり苦境や困難に直面する中でも、しなやかに乗り越えていく強さが、看護師の想いを後押ししていました。
また、激動の社会情勢の中では、必要とされる看護を提供できるジェネラリストの力も重要です。私たちの看護理念である「患者さんが、その人らしく生きることを支援します」を目指していくためには、多種多様な状況にも柔軟に対応していく力と、自ら組織の役割や課題に対して改革・挑戦していく力が求められます。当院では「自ら考え、自ら発信し、自ら行動して、自ら内省できる」看護師の育成を目指し、自分が持つ看護の力を患者さんのために発揮できる看護師を大切にしています。
誰かの生きる力を支えるのは、想像以上の苦悩や辛さを伴うものです。ただ、それ以上に、誰かのために力の限りを尽くすことは、とても尊く価値があるものだと思っています。
どこにいても、誰といても、明るい未来にするかどうかは自分次第です。
学生の皆さん、私たちと一緒に、看護師として希望ある未来を目指してみませんか。そして、自分の力と五感を存分に活かし、共に青葉病院の看護を創出していきましょう。
2024年5月
千葉市立青葉病院
看護部長
認定看護管理者 日暮 奈緒美
看護理念
患者さんがその人らしく生きることを支援します。
看護部基本方針
- 患者さんの尊厳を尊重し、個別性のある看護を提供します。
- 安全・安楽な看護を提供します。
- 多職種と協働し、チーム医療の向上に務めます。
- 社会のニーズに応え、地域との連携を深めて、継続的な看護を提供します。
- 実践や自己研鑽を通して専門的な知識・技術を向上し、感性や価値観を磨き、自律した看護師を目指します。
令和6年度看護部目標
- 患者を中心とした質の高い看護の提供
- 専門職業人として、知識・技術・態度を身につける。
- 業務改善推進と、働きやすい職場環境つくり
- 病院運営の積極的な参画
看護体制
- 看護単位と看護基準:
病棟は空床利用を行い、主たる診療科を持った混合病棟として運営している。
入院患者については、一般病棟で7:1、精神科病棟では成人精神科 13:1、児童精神科 10:1の看護を提供している。 - 看護方式:
固定チームナーシング継続受け持ち制 - 看護記録:
NANDAの13領域で情報収集し看護診断を確定する。
診断ごとの記録はSOAP。
勤務体制
- 病棟:二交替・三交替選択制
- 手術室:オンコール体制
<二交替制 通常勤務時間>
- 日勤
- 8時30分~17時00分(休憩 12時15分~13時00分)
- 夜勤
- 16時30分~9時30分(休憩 21時30分~22時00分、4時00分~5時00分)
<三交替制 通常勤務時間>
- 日勤
- 8時30分~17時00分(休憩 12時15分~13時00分)
- 準夜勤
- 16時30分~1時00分(休憩 20時15分~21時00分)
- 深夜勤
- 0時30分~9時00分(休憩 4時15分~5時00分)